「不育症」と鍼灸治療での妊娠報告

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こんにちは。さらのて鍼灸院きたはらです。暑い日が続きますがご体調はいかがでしょうか。

度重なる流産で「不育症」と診断され、ご自身で色々と解決策を求められ、鍼灸に可能性を持たれてご来院される患者様は結構な割合でいらっしゃいます。

「不育症」と病院で言われた多くの方は、これといった原因が見つからないことが、不育症の難しさであると思います。ご夫婦とも遺伝子検査は異常なく、ホルモン数値も正常ですが、血流が良くない、との診断を受けていることが多くあります。

皆さんに共通しているのは血液の循環が悪い「瘀血」「冷え」症状です。

お身体を診ると、交感神経優位の特徴が多々あり、毛細血管の開きが悪く、子宮内の血流温度に改善が必要であると考えられます。

この度、妊娠14週で安定期に入られる方も、当院に来られる前、5回の初期流産をご経験されていました。

今までの妊娠は、人工と体外で初期流産でしたが、当院にて6回目の鍼灸治療後、初めて自然妊娠され、安定期を迎えることができました。

流産への不安は、それがお身体に影響し、妊娠に向かない「交感神経優位型」になりやすく、さらに子宮の血流を途絶えてしまいます。

妊娠継続しやすい「副交感神経優位型」のお身体を作ることこそ、「不育症」に対する鍼灸治療からのアプローチであると思います。

お身体を改善していくには、一人一人時間も異なりますが、どうか「不育症」だからとあきらめず、東洋医学で自然治癒力を上げていくことが、「不育症」からの出口につながると信じています。